トルコじゅうたんは丈夫で有名

東ヨーロッパから中近東あたりの地域で織られているのを、ペルシアじゅうたんやトルコじゅうたんといわれているのですが、地域の名前というより、その織り方の特徴によって名称がつけられているので、トルコで織られるからトルコ絨毯ではないのです。前者は、糸1本に色糸を結んだシングルノット式で織られているので、デザインが繊細にみえることが特長ですが弱いです。後者は、縦糸2本に色糸を結んだダブルノット式で織られているので、使えば使うほど結び目が締まるため、丈夫で長持ちするという特徴があります。そのため、100年は使えると言われています。ダブルノットは別名ターキッシュノットとも呼ばれています。実際、幾何学模様に織られたじゅうたんの使用目的は、大きなものは室内の広い部分に使われますが、玄関マットくらいの小さなものは本当は何に使用したと思いますか。これはイスラム教に深い関係があります。イスラム教はとても厳格な宗教で、教会に集まる時間も決まっていますし、メッカに向かってひれ伏すひつようもあります。ですから、各自1枚づつ持参し、そこが自分のお祈りスペースになるのです。そのような使われ方をするので丈夫であることがとても重要な要素となったのです。

質が良いトルコのじゅうたん

親日家が多いことで知られるトルコのおみやげでも有名なのが歴史が3200年以上もあるじゅうたんです。トルコのものは縦糸を二重に結ぶ方法で作られているのでとても丈夫で長持ちします。大切に使えば100年はもつと言われています。同じじゅうたんでも値段はピンからキリまであり、それが決まるのはブランドであったり、織られている糸の材質であったりします。また1平方センチメートル内にどれだけ結び目があるかということも関わってきます。結び目が多ければ多いほど、織られた模様はまるで繊細な絵のように美しいのです。トルコでは地方によっては女性は子供の頃から自分でじゅうたんを織り始めて、お嫁に行く時にそれを持っていきます。ですから一家に一台テレビならぬ織り機が置いてあるのです。一つ織るのに数年もかかるものがあるくらいなので、ちょっとした財産にもなります。糸の材質が高級であったり、柄が細かければ一つ100万円もするものもあります。本場で買う時はたいてい工場で実際に糸をつむいでいたり、織っている場面を見ることができます。それが終わるとお茶を飲みながら柄などの説明を聞き、気に入ったものがあれば購入ということになります。財産の一つと思って、思い切った買い物をしてみるのも良い思い出になります。